こんにちは!あらむです(^^)/
今回は現役テニスコーチである僕が、テニスコーチの仕事について解説いたします。
テニスコーチの仕事が知れる!
テニスコーチとして必要な能力を知れる!
テニスコーチとしての活躍の機会が分かる!
テニスコーチについて
皆さんは“テニスコーチ”と聞いてどんな姿を思い浮かべましたか?
実はテニスコーチにも様々な活躍の場面があります!
まずは実際に、世の中にいるテニスコーチについてご紹介したいと思います。
テニスコーチの活躍機会
・プロのテニス選手に帯同してツアー(大会)を周るコーチ
・プロ選手を育成するためのコーチ(主にジュニアと呼ばれる18歳以下)
・一般からジュニア・キッズを対象に習い事として指導を行うスクールコーチ
・学校や地域のチームの指導・教育を行う
一括りに“テニスコーチ”と言っても、様々な場面で活躍しています
僕がやっているのは“スクールコーチ”になります
なので、今回はテニススクールに務めているコーチについてお話していきます!
業務内容について
それでは本題です!
“スクールコーチ”の仕事内容をご紹介していきます
1日の流れ

↑上記の表は大まかな1日の流れになります
詳細な仕事内容について
大まかに以下の6つの仕事を行います
- レッスン
一般からキッズ・ジュニアまで“老若男女”様々な層のテニス指導 - 生徒(会員)の管理・接客
レッスン以外での対応。レッスンの出欠管理やテニスについての相談など - ガット張・小売り
生徒のガットを張り替えたり、グリップテープの交換。その他、物品販売 - イベントの企画・運営
スクール内大会やお楽しみ会の様なイベントを企画・運営 - 事務
社員・業務委託先の給料計算や館内掲示物の作成など - 研修
社内や社外でのテニスコーチとしてのスキルを磨くための研修
それでは、各仕事内容をご紹介していきます!
1.レッスンについて

テニススクールではレベルによってレッスンのスタイルは様々です
一般では初心者~上級、最近では高齢者の会員が多くなりシニアクラスまであります
キッズ(未就学児)とジュニアに関しても、
レベルや年齢で分けることが多く、2~3レベル程に分けるのが一般的です
以下の表にクラスの対象やレベルによる違いの例をまとめました↓
| 年齢層 | レベル(呼称) | 練習目標 | 練習内容の例 |
|---|---|---|---|
| 3歳~小学校・低学年 | キッズ | ボールとラケットに慣れる段階 | ボール遊び(投げる・取る・拾う)等の基本的な動作を練習 など |
| 小学校(低学年)~ 小学校(高学年) | ジュニア | ラケットを使ってボールをコントロールする(ラリー) | ラケットでボール突き 球出しを打ち返す コーチとラリー など |
| 一般(未経験~1年未満) | 初心者 | グリップ(握り方)とフォームを習得し、ラリーを続けられるようになる | 握り方の確認 体の動き(動作)を覚える 球出しで反復練習 ラリー など |
| 一般(1年~3年程度) | 初級 | ラリーの中で必要な動きやポジショニングを覚える また、ボレーを習得する | 自分の球出しからラリー アプローチ→ボレーの流れを覚える ボレーの練習 など |
| 一般(3年~6年程度) | 初中級 | サーブからラリーを行い、得点に繋がる流れを習得 ゲームで使えるようにする | サーブの動作 サーブからラリーを行う ボレーでポイントを取る練習 など |
| 一般(6年~9年程度) | 中級 | 自身の得意なことを活かして、相手の弱点をつけるような戦術を身につける | サーブからゲームを行う ドロップやロブの練習 回転掛ける練習 など |
| 一般(10年以上) | 上級 | 相手のポジションや自身の状況を踏まえて、的確な判断を行い、ゲームに勝てるようにする | 同じラリーの中に球種を替えて配給できるように練習 または、より質を上げる練習を行う など |
2.生徒(会員)の管理・対応
生徒さんの出欠状況や受講状況を把握し記録しておきます
現在では、システムを用いてWeb上で管理を行うのが一般的です
しかし、今でも手書きで記録を行っているスクールも存在します
まさに、“ガラパゴス”スクールですね(笑)
出欠状況を把握することにより、休みがちな生徒さんに連絡をすることができます
また、そういった気配りにより生徒さんのスクール離れを未然に防ぐことにもつながります!
他には、レッスンの要望やテニスについての悩みを相談されることは多くありあます
これもレッスン外でのコミュ二ケーションをとることで、生徒さんの満足度アップにつながります
3.ガット張り・小売り
生徒さんのガット張り依頼があれば行います
これは小売りにもつながるサービスで、ガットをスクール内で購入してもらう他
スポーツショップやネットで購入済みの物を持ち込んだりするパターンがあります
つまり、テニススクール内にある小さなショップのことです
なので、ガット以外にもグリップテープやテニスボールの販売も行ってます
4.イベントの企画・運営
例


上記のようなイベントを企画
チラシを作成して、館内に掲示することで集客を促します
テニススクールでは『ゲーム大会』を行うことが多いです
レッスンの中ではゲームを行う機会が少ない為、試合経験が出来るイベントを組みます!
料金や時間配分を考えたり、参加者のターゲットをどうするかなどを工夫します
実際に、たくさんの生徒さんに参加してもらえたら嬉しいですね(^^♪
5.事務
テニスコーチと言っても、テニスだけをおこなっている訳ではありません!(笑)
イベント関連のチラシを作成したり、
夏季では、熱中症の注意喚起のPOPを作成したりもします
ミーティングがあるときは記録を取ったり、進行のレジュメを作成します
他には、従業員の給料計算をした経験もあります
事務作業はPCを使う作業が多いですが、基本操作が行えればOKなものばかりです!
この、事務作業に関しては運営しているテニススクールの規模によって量が変わると思います
施設が多いと業務内容が複雑化したり、内容が難しくなってりすると感じます^^;
6.研修
僕が主に経験したのは“アルバイトコーチ”に対しての研修です
学生なので球のスピードが速すぎたり、回転が掛かって打ちにくくなるのを
どうコントロールするかを伝えて、練習してもらいます
他には、球出しも以外に難しいです…
正確性だけでなく、テンポが大事になります
コートに的を置いて、1分間に何回入れられるかなどを競うなどをして、
練習を工夫しながらスキルを身に付けてもらいます!
テニスコーチの意義について
様々な場面で活躍する“テニスコーチ”ですが
どの分野においても、指導対象の技術・戦術の向上をサポートし、目標達成へ導くことが大切です
また、技術指導以外にもスポーツマンシップを教える事で
人間的成長を促す役割を担っているとも感じます
前の職場に、『テニスレッスンを通じて、世界を平和にする』と
仰ってるコーチがいましたが、その一端を担っている職業だと思います
たかがテニス、されどテニスということかもしれません!
テニスコーチの理想と現実について
中学生からテニスコーチを目指し、専門学校を卒業し、
これまでテニスコーチとして歩んできました
そんな、“夢”を追ってなったテニスコーチに対しての【理想】と【現実】をまとめました
| 理想 | 現実 |
| テニスコーチは稼げない | テニスコーチでも稼げます! |
| テニスだけしかやらない | テニス以外にも必要なことは多い その分、いろいろなスキルが身につく! |
| テニスコーチはモテる | テニスコーチだからモテる訳じゃなかった(笑) |
| テニスコーチはキツい | 体的にはそうかもしれませんが、好きだから続けられる仕事です! |
理想と現実は違うものです
しかし、テニスコーチの理想?というよりも偏見は現実とは違いました!
良い意味で真っ当な仕事です(^^)
現に、僕、あらむは3児のパパとして生計を建てられているのですから!
まとめ
今回は、【テニスコーチの仕事内容を教えちゃいます!】ということでお話しさせていただきました!
テニスコーチはどんなお仕事なのかな?
仕事として、やっていけるのかな?
など、疑問に思っていた方の参考になれば幸いです(^^)/
以上。あらむでした!
補足:ティーチャーとコーチの違いについて
『人を育てる』ための手法として、
“ティーチング”と“コーチング”があります
それぞれの目的やアプローチの方向性が異なるものになります
その、アプローチ方法によって、
『ティーチャー』か『コーチ』か呼称が変わるのです
以下、その違いと特徴についてまとめてみました↓
=教えること
・知識やスキルを指導者から伝える
・「正しい答え」や「方法」を指導者が提示する
・主に「初心者」や「基礎を学ぶ段階」に有効
(例)
テニスで「正しいフォーム」や「サーブの打ち方」を説明し、見せて、練習させる。
=導き出すこと
・答えを相手の中から引き出すアプローチ
・質問や対話を通じて、本人の気づき・自発性を促す。
・「目標達成」「自立支援」「成長意欲がある人」に効果的。
(例)
テニスで「どうすれば安定してサーブが入ると思う?」と問いかけ、本人に考えさせる。
“ティーチング”と“コーチング”は、必要に応じて、組み合わせるのが効果的とされています
実際の指導でも、「フォームは教える(チーチング)」、
「戦術は考えさせる(コーチング)」という使い分けをします
つまり、“テニスコーチ”と言えども、ティーチングを行い指導することもあります
その知識や経験が多いほど、コーチングを行う際のアプローチ方法の選択肢が増えます
結果、生徒への指導も有意義なものになります!

コメント